人事労務ニュース
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文書作成日:2025/03/18

3月分以降の協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率

 全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率および介護保険料率は、例年3月分(4月納付分)から見直しが行われています。以下では、2025年3月分から変更される都道府県支部毎の保険料率をお伝えします。

[1]2025年度の健康保険料率
 協会けんぽの健康保険料率は、都道府県支部毎に設定されますが、2025年3月分から適用される保険料率は下表のとおりとなりました。
 47都道府県のうち、前年度より健康保険料率が引上げとなったのが28、引下げとなったのが18、変更なしが1でした。そして、もっとも高い保険料率は佐賀県の10.78%、もっとも低い保険料率は沖縄県の9.44%となっており、佐賀県と沖縄県の保険料率の開きは大きなものになっています。

[2]引下げとなった介護保険料率
 介護保険料率は単年度で収支が均衡するよう毎年見直しが行われますが、2025 年3月分からは、1.60%から1.59%への引下げとなりました。※図はクリックで拡大されます。

2025年3月分からの健康保険料率(各都道府県支部毎)

↑:引上げ →:変更なし ↓:引下げ

 健康保険料率および介護保険料率は3月分から変更になるため、3月に賞与を支給する会社では、賞与にかかる保険料から新しい保険料率で計算して、賞与からの控除が必要となります。対象となる会社は、取扱いに注意しましょう。

■参考リンク
日本年金機構「令和7年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

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